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健康に対する考え方を転換しましょう
皆さんは、健康というものをどのように考えておられますか?
たとえば病院で検査をします。
「肝臓、腎臓、糖尿病、コレステロールもみな正常値。胃カメラも腹部エコーもすべて異常ないということだから、私は健康だ。」
もちろんそれに間違いはないわけですが、はたしてこれだけで、「健康」と言ってしまっていいのでしょうか?
「今現在、検査で異常がなければ、健康である」
これはこれまでの通念では、とくに間違ったことではないのですが、
実は健康状態というものは固定的なものではなく、常に動いているものである、ということをまず考えておかねばなりません。
今健康である、といってもそれは今のほんの短い期間に言えることであって、その先のことはわからない、というのが実相です。
したがって大切なことは、今この順調さが将来にどのようにつながってゆく可能性をはらんでいるのか、ということなのです。
今の健康状態に安心してタバコやアルコールをたくさん飲み続け、身体を動かすことも少ない、
という状態であれば将来どちらに向かっているのかといえば、もうおわかりですね。
「真の健康」とは将来も健康に向かっている、というベクトルを含んだものであると考え、これからの健康生活を考えましょう。