トップページ > 院長ブログ「やまだより」 > 頭痛外来の風景「鼻副鼻腔炎による頭痛」
2015年2月○日 鼻副鼻腔炎による頭痛
28歳女性 初診の患者さん
ふだん軽い頭痛が月に1回くらいあり、とくに薬を飲む程ではなかった。 来院2週間前から比較的強い頭痛が連日生じるようになった。 頭痛は特に前頭部が強く痛むとのことであった。
これまで頭の検査をしたことがなかったので、MRIを施行した。 副鼻腔、特におでこのあたりの前頭洞という副鼻腔に炎症があることが確認された。 ふだんは余り強い頭痛がないことや、鼻閉があり、頭痛の場所から、副鼻腔炎(蓄膿)が原因で生じた頭痛と考えられた。
抗生剤と鎮痛剤で経過をみることにした。
コメント
副鼻腔炎(蓄膿)が原因で生じる頭痛は時々見られます。 片頭痛や緊張型頭痛と紛らわしいことがあり、前頭部が痛くなり、力を入れると頭痛が強くなるのが特徴です。 副鼻腔炎の発症と同時に頭痛や顔面痛が生じます。