頭痛外来

トップページ > 頭痛外来 >  頭痛の種類 > 緊張型頭痛

緊張型頭痛

慢性頭痛の中で最も多いのが、緊張型頭痛です。 以前は「筋収縮性頭痛」とも言われていました。

症状

頭全体や後頭部がしめつけられるように痛みます。 ズーンとした重い痛みが毎日のように続き、一日の中でも午後~夕方にかけて強くなる傾向にあります。 フワフワ感、首や肩の凝りなどを伴うことが多いので、患者さんの辛さは深刻です。 しかし、片頭痛などに比べると、痛みの程度は強くないことが多く、日常生活への支障は大きくありません。

原因

痛みは、頭蓋外~項の筋肉(肩から背中にかけての僧帽筋など)の収縮に伴う痛みが主なものと考えられています。 筋肉の収縮が持続して筋肉の循環障害が起こり、痛みを誘発する物質(乳酸やピルビン酸)が出て、 痛みがまた筋肉の収縮を引き起こします。 誘因として、頚椎を支える力が低くなることと関係し、 またデスクワークなどで長時間のうつむく姿勢が首や肩に凝りを生じて頭痛の原因となることが多いのです。

また、心や身体のストレスが強く関与しています。 神経質で不安感の強い人に多い傾向にあります。 悩みや不安が強いと自然に筋肉の緊張が続き、筋肉の循環障害を引き起こします。 この緊張型頭痛に片頭痛が混じっていることがよくあり、薬の飲みすぎで片頭痛がこじれてしまったような頭痛は、 緊張型頭痛と似たような頭痛に変わることがあります。

治療

緊張型頭痛の治療は、大まかには「運動療法」「お薬による治療」「その他」に分けることができます。

まずは「姿勢をよくすること」と「ストレスを上手に和らげること」がはじめの一歩です。 そして首や肩の筋肉が凝って硬くなっていますので、血の巡りをよくするように「温める」「緩める」が基本です。

お薬による治療では、鎮痛剤と共に、筋肉を緩める薬(筋弛緩薬)や抗不安薬、抗うつ薬などが使われます。 鎮痛剤にはロキソニン、カロナール、ピリナジン、ポンタール。 筋弛緩薬にはテルネリン、ミオナールなどが使われます。 抗不安薬としては、デパス、セルシンなど。抗うつ薬ではトリプタノール、セディール、ルボックス、パキシルなどが使用されます。 これらの薬でよくなれば、だらだらと薬を続けるのはよくありません。

日常生活での注意

大きな原因となっているストレスを減らすため、リラックスする方法を考えます。 首や肩の体操、伸びた姿勢を保つなど。 首や肩のストレッチは、筋肉の緊張を取り除くのに有効です。 デスクワークなどで根をつめた後、腕回し、首回しなどをして緊張を和らげます。

あまり熱くないお風呂でゆったりすることも緊張型頭痛にはよいことです。 頭痛体操、ストレッチがありますので、やってみましょう。 睡眠時の枕の大きさ、高さ、硬さも考えてみる必要があります。 不自然に高すぎると頚部に負担がかかり、頭痛の原因になります。

このページの先頭へ