頭痛外来

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頭痛の種類

頭痛の種類は大きく2つに分かれます。

  • 頭には明らかな病気はないが、繰り返して起こる頭痛 (一次性頭痛、機能性頭痛、慢性頭痛とも言う)
  • 頭に病気が生じて(たとえば、くも膜下出血など)起こる頭痛 (二次性頭痛、症候性頭痛とも言う)

頭痛の治療はまず、このどちらであるかを見分けることから始まります。

多くの人が悩まれる「頭痛もち」の頭痛は、1.の「頭には明らかな病気はないが、繰り返して起こる頭痛」です。 通常この頭痛は痛みがひどくても直接命に差し障ることはありません。

これに対して突然に起こる頭痛の中にはくも膜下出血などの病気が含まれることがあり、 命に関わってきますので、すぐに診察を受ける必要があります。 この危険な頭痛を見分けるポイントは、ひと言で言えば「いつもと違う」頭痛です。 「最初にして最もひどい」頭痛、頭痛の回数や頭痛の程度が増してゆく頭痛、そして50歳を超えて新しく始まった頭痛などは、 問診や身体・神経所見の診察も大切ですが、CT、MRIなどの画像診断が重要です。

それでは、それぞれの頭痛について詳しくお話します。

片頭痛 頭が脈打つようにズキンズキンとする痛みです。 頭の片側が痛むことが多いのですが、両側が痛むことも多いことに注意します。
緊張型頭痛 頭全体や後頭部がしめつけられるように痛みます。 片頭痛などに比べると、痛みの程度は強くないことが多く、日常生活への支障は大きくありません。
群発頭痛 ある一定期間の群発期(だいたい1~2ヶ月くらい)に毎日のように集中して激しい頭痛が起きます。 半年から数年ごとにこの群発期が訪れます。
薬物乱用頭痛 頭痛がずっと続くため薬を服用し続けている人の中に、逆に薬を飲み続けるために頭痛が誘発されている人があります。 このような薬の乱用によって生じる頭痛です。
頭部神経痛 ピリッとした電撃的な一瞬の痛みです。 長くてもせいぜい数秒の痛みで、このピリッとした痛みが何回も繰り返されます。
頭に病気が生じて起こる頭痛 頭に何らかの病気が生じて起こる頭痛で、中には命にかかわる病気が存在することがあります。 その代表選手にくも膜下出血があります。
毎日のように起こる頭痛 毎日のように起こる、回数の多い頭痛で、慢性連日性頭痛といいます。

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